Italy
Team G tour

8月22日・23日
今回のイタリアツアーは、Team Gによるもので、
メンバーは、栗原さんご夫妻、池田さん、中島さんご家族、かこちゃん、生井さん、そして私。
それぞれの都合で、若干日程は異なるものの楽しい旅になりそうだ。
8月23日成田を出発し、パリ、シャルルドゴール空港を経由し、イタリア、マルペンサ空港へ入る。

しかし、ここで、うれしいハプニングが・・・。マイレージを使いビジネスクラスに、アップグレードしてもらったのだが、
飛行機に乗り込むと、なんと指定された席は、ファーストクラスだった。
それも、1番前の1便に12席しかない所。
座席はフラットになるし、めちゃめちゃ広い。
食器はもちろん、調味料入れまで、陶器製だし、
どんどんワインも注ぎに来るし、
エコノミーのみの料金でヨーロッパまでファーストクラスに乗れるなんて、
もう一生無いことだろう!。

パリ、シャルルドゴール空港は、超近代的な空港で、今も尚増築中で進化を続けている。
きっと、ヨーロッパのハブ空港の役目を担っているのであろう…。
あまりに広すぎて、迷ってしまいそうだ。

パリ・シャルルドゴール空港

マルペンサ空港で、レンタカーを借り、一路ミラノ市街地へ。
しかし、慣れない右側通行、土地勘もなければ地図もない。
それにもう夜遅い時間なので、歩いている人が少なく、人に道を聞くのも一苦労。
思ったよりというか、まったくといっていいほど、英語が通じない。
ストレートと言っているのか、ストリートと言っているのかわからなかったり・・・。
人影が見えたので、道を聞いてみようと、近寄っていくと、
背が高く、ほとんどセクシーな下着しか身につけてない。
立派で大きいバストを持っているにもかかわらず、
どすの利いた低い声で、よく見ると喉仏を持っている、不思議な人だった。
ミラノのまちを迷走する事約1時間、やっと先にミラノ入りしていた池田さんと合流。
とりあえず、今日は池田さんが取ってくれたミラノのホテルに1泊。

8月24日
天気も良いので、とりあえずコモ湖のエリアへ。

我々の足ルノー・トラフィック
コモ湖TO

ちなみに前方右側の湖はコモ湖ではありません。コモ湖はこの山の裏側になります。

かこちゃんwith Σ
美しい街並み 山全体が大理石!?
コモ湖エリアLD

天気も良くサーマルも良好。その気になれば何時間でも飛べるような錯覚に陥る。
夕方は、高速道路に乗りMontegrappa(モンテグラッパ)へ移動。

8月25日
今日は、いよいよMontegrappa(モンテグラッパ)。
朝詳しいエリアの場所も分からず出発。
グライダーが下りてくるのを追いかけLDに到着。
ここはMontegrappa Air Park。
エリアパスを買い、TOに上げて貰う。

Montegrappa(モンテグラッパ)TO
Borso del Grappa の街並

日本に帰って分かったことだけれど、ここのエリアの管理者のアンディは、
あのX-Alpsに参加した経歴を持っている。

我々のコーディネーター、アンディ

8月26日
朝天気は曇り、そしてパラパラと雨が降り出す。
ということで早々に、観光モードへ。
絶対に行こうと思っていたVenezia ヴェネツィア(英語名ヴェニス)へ出発。

ヴェネツィア湾に臨む湾岸都市。

街は約120もの小島から成り、170余りの運河と400を超える橋があり、
当然車一般車両は入れないので、手前の駐車場から、水上TAXIでベニス入り。

そして、ベニスはご存知世界遺産!

しかし地球温暖化と共に、数十年後?数百年後?に沈んでしまう可能性があるらしい。
おまけに、当時は木杭を打ちその上に建物が建っている。
そろそろ木杭の限界も迎えていて、沈下も始まっているらしい。
しかし、建物や町並みは美しい。
ちょっと興ざめしたのは、人の多さだ。
もちろん世界中から観光客が集まってくる。

笹倉鉄平氏の描く絵画の様…

8月27日
今日も天気が良い。なのでMontegrappa(モンテグラッパ)でXCフライトに挑戦してみる事に…。
コーディネーターのアンディは、どこに下りても回収してくれると言う、なんとも心強い!!

Montegrappa(モンテグラッパ)TO

無線機とモバイルの連携を確認し、順番にTO。
かこちゃんは、生井姉さんとβでタンデム。
雲底はさほど高くないものの、サーマルは豊富だ。

山脈越しにグライド開始

各々あげるタイミングが、異なるものの、一団となって東へ流してゆく。
途中に川があり、谷越えをしなければならない。
谷を超え向かいの山に着くも、サーマルを獲得することが出来ず、
川原に戻りLD。そのまま先へ突っ込みたかったのだけれど、
その先はぶどう棚が多く、安全にLDすることが出来ない。
さすが美味しいワインの産地なのね。
これは、結構とんだぞー!と思いGPSを見るも約15km。
距離は本当に短かったけれど、楽しいフライトだった。

何の問題も無く全員無事回収完了!

8月28日
今日は、夕方にモンテグラッパTOに上がる。
中島さんは、娘さんとタンデムすると言う。
αのLサイズで飛ぶということなので、
私は、中島さんが普段使用しているε4を借りて、フライとすることにした。
TOしてみると、エアースピードが意外と早い。というよりOMEGAと変わらない。
同じレンジのグライダーサイズで、同じ装備、同じ機材で計測しているので、間違い無いと思う。
夕方のモンテグラッパはアーベント状態、しかし山脈の表に出た瞬間、西からの風が意外と強い。
西からの風ということは、完全にヘッドウィンド。
スピードはOMEGAと変わらなくても、ぺネはやはりOMEGAの方が上。

LDまで届くか!?心配になってアクセルを踏む

LDまで届くだろうか?少々心細くなってきた。
LDの周りは建物が多く、あきらめるなら早くに安全なLDを確保しなければならない。
グライドパスを確認しながら、フライトを続ける。
なんとか、LDに到着。
LDまで届いたのは、栗原さん、池田さん、そして私。

LDに届いた栗原さん、池田さん

安全を期して、手前の空き地に下ろしたのは、生井姉さん、かこちゃん、娘という名の錘を乗せた中島さん。
でも皆無事LD。本日も終了。

8月29日
今日も天気がよい。今日はアンディがLake di Garda (ガルダ湖)に連れて行ってくれるという。
車で、約3時間Montegrappa(モンテグラッパ)の西側に位置するこの町は、リゾート地のようだ。

まずは、LDの確認。
幹線道路と湖の間にLDがあり、道路以外の3方向は湖で、60mX100mの大きさだ。

狭いLDでブリーフィング

もちろん、道路におろすわけには行かない、といってもちろん湖に下りるわけにもいかない。
TOには11ユーロを払い、大型のゴンドラで上がるのだが、
車かからグライダーを下ろすときに、ハーネスのムースを外すよう指示が出た。
万が一着水した場合、ハーネス側が浮いていまい、顔が上げられなくなってしまうからだ。
このゴンドラは、360度回転しながら、昇ってゆく。

なんだか緊張してきたぞー。
TOでのブリーフィングでは、ライフジャケットが配られ、その上からハーネスをつける。
LDまでの高低差は約1700m。

回転するゴンドラ TO ライフジャケット着用
TO風景

そしてさっきまで、静かだったLDには25km/h〜30km/hのバレーウィンドが吹いているという。
TO後は少々サーマル混じりのリッジで遊んだ後、いよいよLDに向かう。
向かう途中高度が低くなればなるほど、バレーウィンドウが強くなってきている。
ヘッドウィンドウ側にグライダーを向けると、GPSは一桁だ。バックしているのか、前に進んでいるのか分からない。
LDは予報どうり風が強く、私は無理やりグライダーをターンに入れ、スパイラルLDのようになってしまった。
まともにLDしたのは3人だけ。ほかの3人はLD以外のところに降り、
その内の一人は凄い事になってしまった・・・。ハハハ!

8月30日
天気には、本当に恵まれている。今日はドロミテにいく事に。
途中氷河を見学し、約3時間半。
エリアに着くと、青いGinのグライダーで、ジミーパーチャーが飛んでいた。
大慌てで、ゴンドラの最終便に乗り、山に上がる。

ドロミテTOより

TOに行くのも、大変な急傾面を降りる。
風が強く少々ビクついたが、TOしてしまうと以外に安定していて、簡単に高度を稼ぐことが出来る。
そして、出っ歯のように切り立った山の近くに行ってみる。
やっぱり、怖エー!!!

ドロミテTO ドロミテ渓谷 ドロミテFlight中

イタリアもここまで来ると、スイスのように山深く、
もちろんバレーウィンドウを警戒しなければならない。

こんな風景絶対に日本では味わえないョ・・・
ドロミテ渓谷 LD上空

そして、ここまで来ると、地名もドイツ語のような発音になってくるのも、
興味深い。

晴れていた天気も、雲行きが怪しくなって来た。
雲の発達が異常に早いように思える。
そろそろLD方向にグライダーを出そうと思った瞬間、
ポツポツと雨がグライダーを叩き出した。
あわててスパイラルをきりLD。
アンディーが、後5分と叫んだ!
皆あわててLDし、協力し合いグライダーをたたむ。
全員がたたみ終わり、木の下に逃げ込んだと共に本格的に雨が降り出した。
ギリギリセーフ!。
そして、近くのカフェで雨宿り。

カフェで雨宿り
夜は宿に戻り夕食

8月31日
再び、コモに戻る。相変わらず天気も良い。
そして今日もサーマルは良好。
山から離れ、グランドに出してもサーマルは無くならない。

コモ湖TO
コモの街夕景
コモの街で夕飯

飛んだ後はコモの街で夕飯。ワインも美味しいし、
何が旨いって、ここのティラミスは最高!

9月1日
今日は、フライトなし。ミラノの町を見物。
ミラノの大聖堂を見に行ったが、残念ながら改修工事中。

ミラノ大聖堂
見事なまでのゴシック建築
床は美しい大理石

ミラノ人は、イタリアのどの町よりも勤勉らしい。
他のイタリア人から、そんなに働いてどうすると言われる程で、
ミラノは実際イタリア経済を牽引しているそうだ。

しかし、日本には無い石造りの建築物は圧巻だ。
地震が無いっていいなぁ。

9月2日
イタリアは昨日で終わり。
フランス・パリに戻り、市内観光をする事に。
パリを観光するのは、15年ぶり。
今日から、ムッシュと合流。

シャンゼリゼ通り
エッフェル塔3連発

パリの名所を巡回するダブルデッカーがあり、
2日間有効、乗り降り自由で、
大人22ユーロ。
大変経済的で便利だ。

9月3日
今日は市内観光および、ルーブル美術館見学。

9月4日
今日はベルサイユ宮殿見学。ここは初めて。
ヨーロッパにある城や宮殿は、個人的にはあまり好きではないのだけれど、
やはり、豪華だ。
しかし、その豪華さが鼻につく!?。
私には究極の成金主義に見えてしまう。
私が巨額の富を得ても(きっとそんなことは無いんだけれど)、
こんな金ピカな部屋にしないよ。
お金の使い方、間違っていると思う。
でもこれが、ヨーロッパの文化。

毎晩のように、舞踏会やパーティーが開催され、その時食事の残り物がパリに持ち込まれ、
ビストロの文化が発展したのだという…。

9月5日・6日
いよいよ帰国。今回もお天気にも恵まれ、良いフライトが出来た。
フライト中に怖い思いや、生活面で盗難などに逢う事も無く、もちろんロストバゲッジも無く平和なツアーだった。
しかし、今回のイタリアはユーロ通貨導入と共に、15年前に行ったイタリアより相当物価が高くなった印象だった。
イタリア料理も田舎の方は、期待したほど美味しくなかったり、
やはり、こういうのって、たくさん人が集まる大きな街で、競争率の高い状況の方が、美味しい店が多いようです。
…これはどこへ行っても同じか。
以前(15年前)のパリの印象は、パリジャン・パリジェンヌの気位が高く、
観光地でも、No English!!!と言われたりしたのだが、
今回の訪問では、英語も話してくれたし、
観光しやすいよう交通機関も整備されていて、街全体が観光客に優し感じがした。
それに比べると、東京は酷いもんだ。
この辺は都知事に改善してもらい、観光収入を上げられるよう努力してほしいものだ。
そうすれば、我々にとっても、もう少し住みやすい街になると思うんだけどなぁ〜。

 


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