Tandem Flight
- 2人の空 -

パラグライダーは、自己責任の上に成り立っている。
と同時に見方を変えれば、ひどく孤独なスポーツだと思う。
コンペに出場している時や、クロスカントリーフライトに出る時も、
そして勿論エリアの中をフリーフライトする時も孤独である事には変わらない。
 それに比べ、タンデムフライトはPILOTの責任が格段に重くなる事と引き換えに、
空での孤独を感じる事は全く無い。
自分の50cm前には明らかにパッセンジャーがいて、
ハーネスを通して確かに体温を感じる事ができる。



2009年 7月4日〜9月27日 MAC Paraglider School in MINAKAMI

Web log 『二人の空 2009』 
今日も空に抱(いだ)かれて…。


2009年06月15日

昨日、夕方からつくばで開催されたあるパーティーに参加。
TeamGの多くは、このパーティーに参加し、そのままつくばに宿泊。

翌日、仕事のメンバーは早々に出勤、休みの取れた人たちはエリアへ出勤。
鈍曇りのコンディションだったので、…というわけでは有りませんが、
Mika-chanとTandemFlightする事に。

TeamGのTandem機Wings of Change DRUIDUを引っ張り出し、NASA Topへ。
LDの風は非常に弱く、ただのぶっ飛びの予定。

しかし、NASA Topは風が収束している為か意外と風が強い。
クロスで立ち上げTO。
この辺は全く素人を乗せるのとは訳が違い、それほど気を使わなくて済む。

広角レンズが欲しいですなぁ 一旦落とした高度を再び稼ぎにNASAメインに戻る

とりあえずNASAメインの前に回りこみリッジソアリング。
雲底は低く、足尾山が顔を見せたり隠れたり。
雲が発達するタイミングでは、吸い上げを喰らってしまうので、
ソロで飛ぶよりマージンを取り早めに翼端を折る。

お隣も忙しくTandemしているみたい 縦に構えても上手く入りません

しかし、このグライダー非常に安定がいい。
今回、このグライダーに乗るのは3度目!?だけれど、
特にピッチ安定がいい。逆にピッチングしようとしてもなかなか入らない!?

視程もよくない状況 雲底は足尾山カツカツ

ぶっ飛ぶつもりのフライトは、雲底を気にしながらの小一時間のフライトになりました。


2009年06月09日

Advance Biβ4で竹@TeamGとフライト。
詳細はこちらから。


2008年11月24日

3連休3日目、初日2日目は天気がいいものの、がっつりと西高東低の気圧配置。
3日目は低気圧の接近とともに天気は崩れる予報。
雨の降り出しが早まらなければ、フライト可能って感じ。

実は今日はMAC P.S のT子さんが、大学時代の友人2人を連れて、
NASAに遊びに来てくれた。
彼女、茨城の大学を卒業した経歴を持っていて、友人が土浦と小見玉に住んでいるそうだ。

雨の降り出すタイミングが早めることを警戒し、カコチャン@TeamGがPilotを買ってでてくれた。
鈍曇の中NASA TOPは弱い北風の巻き込みで、1〜2m/s
かこちゃんはフロントで、私はクロスでグライダーを立ち上げTO。
間髪入れずのTOでランデブーフライト。
接地逆転層が壊れ始めたところだけれど、大気はド安定で、ハングLDまでのストレートフライは無事終了。

再びTOに上がり、T子姫とTandem、寒風吹きすさぶ中、お待たせしました。
一緒にいてくれたのりーさんありがとう!
TOする頃には、少々風速が上がり、立ち上げ時少々ラインテンションを抜かなければいけないのだけれど、
パッセンジャーはNPのT子姫、素人さんではないので、上手く合わせてくれて、難なくTO。
NASA TOは谷の鈍突きの為、風が収束していて、少々リッジを取った後、
沖へグライド、そして無事LD。

友達も楽しめたようで、本当によかった!!
次回は是非、旦那様も一緒に遊びに来てください!!…ネ。



2008年11月05日

Wings of Change DRUIDUで生井さんとフライト。
詳細はこちらから。


2008年 7月4日〜10月20日 MAC Paraglider School in MINAKAMI

Web log 『二人の空 2008』 
今年もやりますTandem Paraglider Pilot。2008年、夏色の空の中で。


2007年 7月14日〜9月17日 MAC Paraglider School in MINAKAMI

Web log 『二人の空』 
Tandem Paraglider Pilotが空から見た2007年夏、みなかみの風景。


2006年7月26日

朝一はどんよりとした空、雲底も低く筑波山は勿論、ハングTOも見えたり隠れたり…。
TOに着く頃には少々日が射すタイミングも出てきた。
前半にTOした人はほぼぶっ飛び。
このタイミングで、まずかこちゃんがTandem Flightそれもローリングのおまけ付き。

その後私はSolo FlightでTOしたものの、タイミングを外しぶっ飛び…。
2本目の雪辱戦は、劇的にコンディションが良くなり、久々にソアリング。
サーマルもマイルドで、+3m/sを越えるものは皆無。
雲底は約1200m、2時間ほど飛んで久々に満腹。

さて、ビール、ビールと思ってLDすると、
なんとTandemの依頼。

再び気合を入れなおし、だんだんと日が傾く中TOへ。
グライダーも久々のFirebird Choice。装備を入念にチェックし、
枯れかけたアーベントの中へTO。やはりChoiceも少々くたびれて来たかも!?

今回のパッセンジャーは、小さなかわいい女の子。ピチピチの中学1年生。
…実はTeamGちゃりんこさんの親戚だそうで、
どうしてもParaで飛んで見たいという事で、今日のTandemになったわけです。

今回のパッセンジャーは、小さなかわいいピチピチの中学1年生

車で朝日峠を越えてくる時に、車酔いしたらしい彼女、
1本目のローリングつきのFlightで、
きっと、懲りてしまったと思いきや、とってもParagliderが気に入ったみたいで、
2本目のFlifghtになった訳です。

体重が軽すぎるのが、ちょっと気になったのだけれど、
アーベントリッジで、Flight Timeを稼ぎ、無事LD。

夏休みのいい思い出になればいいのだけれど…

フライト後は、律儀なチャリンコさんが、かこちゃんと私に焼肉をおごってくれた。
ちゃりこさんどうもご馳走様でした。

高いTandem代になったのでは?

夕食後、かこちゃんと私は、今回のパッセンジャーの彼女に、
挨拶しておいた。
「来週もおいでね」って…。


2003年12月29日

NZ Corronet Peakにて、久々のTandem。グライダーは、中島さんのBi Beta 3それもファーストロットだ。
バッグから出て来たグライダーは、当然どこにも汚れは無く、蛍光色のラインは大変眩しかった。
この瞬間って、結構幸せ!!

パッセンジャーと共に

今回のパッセンジャーは、全くParagliderに乗った事の無い女性だ。
勿論気を使わなければならないが、グライダーはTest段階から、お付き合いのあるBi Beta 3だ。
信頼性は高い。
詳しくはこちら→
NZ Life in Queenstown - December -


詳しくはこちらから。

with Kari

2003年8月12日

 今日は元世界チャンピオンとTandem。
願ったりかなったりだ。
それもAdvance Bi Beta3の
最終段階のテスト。
そして、私はパッセンジャー。

やはり、彼のフライトテクニックは凄い。
本当に良い勉強になった。


2003年6月26日

朝はやはりどんよりの曇り空。
こんな日はやはり、タンデムフライトということで、
またもや、Team G タンデム2機体制で足尾へ!
 1本目は、Sue-さんとタンデム。私はパッセンジャー!
ぶっ飛びコンディションの中TO。
パッセンジャーって、はっきり言って暇です。
いろいろな情報を提供する事は出来るものの、
やはり判断するのは、パイロット。
パイロットにいろいろ指示出すのも、野暮ってもの。
他機警戒しなければいけないほど、他機飛んでないし・・・。
暇だから、写真でも撮るかって感じ・・・。
結論、パッセンジャーはお気楽極楽。テンション緩々。

 2本目は、知恵子様をパッセンジャーに迎えTO。
知恵子様のパッセンジャー歴は、
私のタンデムパイロット歴とは、比べ物にはなりません。
言うなれば、プロ並みのパッセンジャー!?です。
さすがプロ並みの、パッセンジャー。
ターンの時の体重の入れ方等は、非常にスムーズです。
新米タンデムパイロットの私には、大変に優しかったです。
フライトの内容は、少しリッジが取れた程度でした。

こんな、ショボショボコンディションの時は、
やはりタンデムフライトに限りますなぁ〜。

with Sue with Chieko

2003年6月9日

朝はやはりどんよりの曇り空。
今日は、はなからβの試乗のつもり。
昨日かこちゃんに連絡を取り、βを借りれる事になっている。
お昼前になりTeam G のメンバーも集まりだす。
かこちゃんと竹ちゃんは、前回私が乗ったCHOICEに試乗、PILOTはかこちゃん。
βのパッセンジャーはムッシュにお願いする事に。
時間帯によっては、所々薄日が差していると言った状況。タイミングを見計らいTO。
ライズアップはちょっともたつく感じ。しかしこれも、事前にレクチャー済。
今回もTOディレクターの山下君からライズアップの注意点を聞いていた。
かこいさん曰く、εベースのタンデム機と言うことで、それもうなづける。
初めは、なかなか高度が取れなく、苦しんだけれど、何とかTop out。
その後は雲底に付くことも出来、なかなか調子良くソアリング出来た。
今日はタイトに回したほうが的確に高度を稼ぐ事が出来る。
ブレークを引いてからターンに入るまでのタイムラグを掴むまでは、
少々時間がかかったが、慣れてしまえば、なんと言う事はない。
CHOICEより、ピッチ安定がひどく良い。
やはりADVANCEっぽさが色濃く、
普段からADVANCEに乗る私には、大変乗りやすい翼だった。


2003年6月6日

 朝起きると、空一面グレーの雲で覆われいた。
山に行く気もおこらず、部屋でマッタリしていると、
タンデム機のテストをしようとかこちゃんから連絡が入った。
私の家から山は見えず、ソアリングの可能性は見出せなかった。
しかし「だからテスト日和なのだ」と言われ、首を横に振る必要は無くなった。

 まずは、SHOP前でラインチェック。ファイヤーバードのCHOICEと言うタンデム機だ。
このグライダーは変わった機能を持っていて、センターの3セル分をファスナーでたたむ事により、
3uほど面積を変化させることが出来る。これはセンセーショナルだ!
ファスナーのエンドはトレーディングエッジにありファスナーが開かないようにベルクロのセイフティーがついている。
ライザーは基本的に4本。翼端折り用のライザーがAライザーに備わり、
Bストール用にBライザーから伸びる同質のライザーらしき物がベルクロでとまっている。
(タンデム機でBストールなんて出来ないよなぁ???)正確な使用目的は不明。

 1本目 With かこちゃん。ファスナーは勿論オープン!
 TOは1m〜2mのアゲインスト。立ち上げは非常に素直な印象。
風がさほど強くなかったせいか、思ったほど重くない。
グライダーはスムーズに揚力を蓄え、我々2人を持ち上げる。
先に私の足が離れることは容易に想像が出来た。
後はパッセンジャーのかこいさんの走りに任せ、ブレーク操作に集中。
今回のフライトはスプレッターバーの無いタンデムライザーを使用したため、
かこいさんは少々窮屈そう。ハーネスにもあまり上手く座れないままフライト続行。
ブレークコードは鈍重なタッチを想像していたのだが、みごとに裏切られた。
急激過ぎず引いた分だけ、向きが変わってゆく。
今回は急激な旋回はしなかったものの、もっとタイトな旋回も問題無さそう。
エアセンサーを付けていなかったので、正確な対気スピードは分からないが、
えらく早い!多分40km/hをゆうに越えていたような気がする。
これはかこちゃんも同意見。
高度処理を行い、いよいよファイナルアプローチ。
ここまで出ているスピードをどれだけスムーズに殺せらか、やはりこの時が一番緊張した。
間違ってもパッセンジャーに怪我をさせる訳にはいかかない。
段階をおき3回ブレークコードを巻く。
自分より下に居るパッセンジャーに合わせるため、
ソロで飛んで居る時より早めに、気合一発フルブレーク!
これが重いのなんのって、半端じゃない。
少々大げさだが、自分のお尻がハーネスから浮いてしまうほど強く引く。
重いパッセンジャーを乗せた時はフルブレークが重いと言うアドバイスを
NASA TO ディレクター山下君から聞いておいて良かった。

 2本目 With Aki@中央大。ファスナーはクローズ!
 少し気持ちに余裕が出来た。TOの風はほぼ1本目と変わらない。
今度は、スプレッタ―バー付きのタンデムライザーを使用。
勿論自分よりはるかに軽いパッセンジャーだ、入念にライザーの高さを調整しTO。
パッセンジャーを下に付けている為、今回もPILOTの方が先に足が離れた。
これも山下君からレクチャー済。慌てることなくTOが出来た。
 しかし今度は対気スピードがさっぱり出ない。
本当にプカプカと浮遊している感覚だ。

with Aki

ターンの時、外翼のブレークを操作する事によって、より安定した飛行ができる。
PILOTの感覚からすると、ブレークコードをもう5cm詰めてもいいくらいだが、
自分より下に居るパッセンジャーがブレイク操作するには、
やはりこのくらいなくては駄目だとAkiちゃんにブレークを渡した時に実感。
 LD時のフルブレークは、1本目とほぼ同じ量引き込んだのだが、
やはりさほど重くなく楽ちんだった。
Akiチャンのおかげでいろいろなテストが出来ました。どうも有り難う御座いました。

 パラグライダーは、勿論自己責任の上に成り立っている。と同時に見方を変えれば、
ひどく孤独なスポーツだと思う。コンペに出場している時や、クロスカントリーフライトに出る時も、
そして勿論エリアの中をフリーフライトする時も孤独である事には変わらない。
 それに比べ、タンデムフライトはPILOTの責任が格段に重くなる事と引き換えに、
空での孤独を感じる事は全く無い。
自分の50cm前には明らかにパッセンジャーがいて、
ハーネスを通して確かに体温を感じる事ができる。
少々私には不思議な体験であった事は間違いない。

・・・・・でも出来ればやはり、パッセンジャーは可愛い女の子が良い。
これも間違えの無い事実です!?。



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