NZ Life in Queenstown
- January 2004 -

 

1月1日

 いよいよ、2004年の始まりだ。
 しかし、正月を迎えても、ここの生活はなんの変化も無い。
 おせち料理が有るわけでもなく、
 新春の正月番組が見られるわけでもない。
 ここ数年、正月を日本で過ごしていないなァ・・・。
 そう思うと、少し日本の正月が恋しくなった。

 朝は風が弱いものの、
 雲の形を見ていると、
 山から吹き降ろしている様だ。
 ヤバイ・ヤバイ!?

 Wakatip湖は朝から
 ホワイトキャップが立っているという情報が入って来た。

ローターくさい雲

しばらくすると、Corronetにもその風が入って来て、ビュービューに・・・。
とりあえず、のんびり過ごすNZの正月。

1月2日
朝起きると、鈍曇りの天気。時より霧雨のような雨が降っている。
みんな諦めは早く、早々にアクテビティに散っていった。

朝ダウンタウンに行き、用を足していると、
何と、Skyline Complexから、Paraが飛んでいるでは有りませんか。確かに風は弱い。
慌ててCorronet Peakに帰ると、パラフィールドから来たカップルの方々がフライトしていた。

鈍曇りのCorronet Peak

簡単に昼ご飯を済ませ、米さんとTOに上がる。
どん曇なのだけれど、少し斜面に日射がある分だけ、サーマルが上がってくる。
TOより少しゲインしたけれど、ほぼブットビ!でも飛べてよかった。

Crown Range TO

今日はこれで終了・・・と思っていると、Crown Rangeに風が入りだしたと言うので行ってみる。
リッジをとるには風が弱い気がしたのだが、
TOしてみると意外に、そして簡単に150mほどゲイン。
のんびりお気楽リッジフライト。

夕方は太田さん米光さん江口さんと、
Queenstownのチャイニーズレストランで、お別れパーティー。

1月3日

いよいよ、今日はTOMOと合流予定。 
いつも一緒の日本人3人の方が、 
Skylineに飛びに行くという事なので、 
ダウンタウンまで乗せて行ってもらい、 
そこから、予約しておいたレンタカーで一路空港へ。 

定刻より若干早く、 
オークランドからの飛行機は、 
滑走路に入って来た。 
昨日、私が飛び回っていたせいで、 
事前に連絡が取れなかったが、 
無事合流。 

Flight Parkで知り合った方々

Flight ParkをCheck outした後、Crown Rangeに行ってみたのだが、風が強くFlight断念。
今日から、Wanakaの大会まで、再びQueenstownのBackpackrsに泊まる予定だ。

1月4日

 朝は曇天。
 風が強くなったり、
 弱くなったり、微妙だ。
 とりあえず、Corrnet PeakのTOに上がってみる。
 イギリスのジャッキーサンダーソンが、
 セミナーを開いていたが、
 やはり風が強く、飛ばず終い。
ジャッキーサンダーソンと
ワイナリーGibbston Valley パットゴルフ

下山後、Gibbston Valleyに行って、ワインテイスティングをし、
その後は、Queenstwon屋内Putt Golfをする事に。
最初は馬鹿にしていたが、やってみると結構面白かった。

1月5日
Wakatip湖は、朝からホワイトキャップが立っていた。
ゆっくり朝食を取っていると、少し風が落ちたような気がしたので、
一旦Corronetに行ってみようと、話した瞬間雨が降り出した。

即、予定変更。Net Cafeに行き、オーストラリアでの電車と、Sydneyの宿を予約。
backpackersはかなり適当に決めたので、どうなることやら・・・、ちょっと不安。
急に晴れたり、雨が降ったりのChangeableなコンディション。

今日のアクティビティは、T.S.S.EARNSLAWという蒸気船で小旅行。
船に乗ってからは、日が射してきた!さすが晴れ男!

T.S.S.EARNSLAW号 船と一緒に飛ぶカモメ
T.S.S.EARNSLAW号Walter Peakに到着
日が射してきた Walter Peakにはこんな動物達が・・・
T.S.S.EARNSLAW号は蒸気船 こうして石炭をくべている

この蒸気船は1912年以来メンテを繰り返し、同じ性能を保ち続けて居るらしい。
石炭をくべている姿はは、感動的だ。
この国は古いものを大切にするのだ。

Wakatip湖からみたQeenstown

夜は、元おおさの関口さんとディナー。ワインが美味しかった。
いろいろ本当にお世話になりました。

関口さんと

1月6日
朝起きると鈍曇り。しかし風が無い。
こんな日はSkyline Complexという事で、午前中に1本Queenstownの上空をFlight。
LD直前でパラパラと雨が降り出す。

Queenstown上空

慌ててLD脇の木の下で雨宿り。20分も経たないうちに天気は回復。
すしハットと呼ばれるスタンドでLunch Boxを買い、レイクサイドでカモメと一緒にLunch。
天気が安定してきたので、Corronet Peakに直行!1本目は曇りの中ほぼブットビ!

Corronet Peak TO

しかし、2本目を飛んだTOMOは簡単にCorronet PeakをTOP OUTし、1800mを越えたそうだ。
その後は、どこでも上がるオートマチックコンディションで、降りたくても降りれない状況に・・・。

TOMOの友達と夕飯

夜は、Queenstownに住むTOMOの友達2人と夕食。

1月7日
快晴!風も弱い!今日は11時にレンタカーを返さなければいけない。
街で少々買い物をし、レンタカーを返し、再びSkyline Complexへ登る。
Tandemが数多く飛ぶ中少々ソアリングをしLD。天気が良いと気持ちいい!

その後はQueenstown HillにあるBackpackersまでグライダーを担ぎ上げ、
再びダウンタウンへ戻る。ファーグバーガーとコーヒーを買い、レイクサイドで昼食。
カモメにもフライドポテトをおすそ分け。

1月8日
今日はNZ Nationalsに参加する為、バスでWanakaに移動。

沢山の荷物とクロックタワー前でバス待ち

バスはChiristchurch行き。定刻の9時に出発。
乗用車なら、近道を通って1時間なのだが、バスだと別のルートを通り、1時間半。
予定どおり10時30分Wanaka到着。

Purple CowというBackpackers

とりあえず、大会中の宿になるPurple CowというBackpackersにCheck in。
ここは元々Motelだったらしく、各部屋にサニタリーが付いていて、Backpackersの割に快適だ。
予約が早かったせいか、レイクサイドの一番景色の良い部屋を割り当ててもらえた。

その後、HQの確認と街の様子を見る為に、とぼとぼと歩いていると、
Flight Parkで出会った、嶋田さんとみどりちゃんに遭遇。夕方6時半から大会Check inが有るとの事。
そんな事全然知らなかった。こんなんで本当に大丈夫かなぁ・・・。
今回NZ Nationalsに出場する日本人は、我々2人と嶋田さんの3人だけだ。
6時半HQにてCheck in。誓約書にサインし、地図等をもらい、GPSにターンポイントをダウンロード。
オーガナイザーによると、明日の競技は十中八九出来ないらしい。


NZ Nationals 2004
ー 参戦Reportー

1月9日
いよいよ、今日からNZ Nationalsだ。
天候は案の定不安定。30分から1時間おきに、晴れと雨が入れ替わる。
一応8時半にHQに行く。大会の諸注意を受け、タスクコミッティーの選出を行う。

明日朝のブリーフィングは9時。
オーガナイザーに個人的に明日はどう?と聞いたら、May be,may be noって言っていた。

みどりちゃん、嶋田さん

Wanakaの美味しいパン屋さん

Backpackersに戻って来たのはちょうどお昼。
昼ご飯を食べ、Backpackersにあるビリヤードで、時間を過ごす。
その後少し晴れてきたので、Wanakaの町を散策。
美味しいパン屋さんを見つけ、少々得した気分になった。

パンをスズメにおすそ分け。こっちのスズメは人懐っこい。

なんだか、下痢が止まらず。30分おきにトイレへ駆け込む。
こんな状況でTaskが組まれなくて良かった。

1月10日
今日も風が強く大会はキャンセル!
Wanaka湖畔でお茶をする。

HQでのブリーフィング

バナナクリームパイ。
結構デカイ!!
wanaka caravan park

19時からは大会主催のBBQ。
小高い丘の上にあるオーガナイザーの個人宅で行われたBBQは、
フレンドリーな雰囲気で、なかなかいい感じだった。
でも、パブローバ(NZのただ甘いだけのケーキ)だけは、勘弁!?
あまり美味しくない!?

BBQ会場
綺麗な夕焼けでした

1月11日
朝起きると、いつもより風が弱め!?しかしWanaka湖の奥にはレンズ雲のような雲が・・・。
一応今日はグライダーを担いでHQに行ってみる事に。

HQでのブリーフィング

Rob Roy氷河

HQに着くと、『NEXT BRIEFING 12TH MONDAY 9:00AM』と書かれており、やっぱりかという感じ。
さすがに3日飛べないと、オーガナイザー側も気を使ったのか、Rob Roy氷河のツアーの計画してくれた。
せっかくなので$10を払い参加してみた(後で知ったが通常$40以上するらしい・・・)。
Wanakaから車で約1時間。そこから往復約3時間半のトレッキング。
意外と低い標高なのに氷河を見ることが出来る。
休憩していると、時より遠くで氷河が崩れ落ちる音が聞こえてくる。

Kea NZを象徴するシダ植物

そして、Kea(キーア)という山岳地帯に住むオウムのような鳥が、餌をねだって来る。
なかなか楽しいアクティビティだったが、普段トレッキングなんかしない私は少々疲れた。
今日はぐっすり眠れそうだ。

1月12日
今日はTOに上がるものの、やはり大会はキャンセル。
・・・なので、GPSを使った宝探しが開催。
こちらのGPSは、New Zealand Gridの座標系を使っており、ただでさえGPS不慣れな私は、
座標を読むのに一苦労。何もゲットできないまま、終了。

Treble CornよりWanaka湖を望む
大の大人がGPSを片手にウロウロ…

ホーキーポーキーという名の
アイスクリーム
これで、シングルコーン
ダブルではありません。
・・・マジですか!?

1月13日(TOの周辺は左回り)
朝起きると、雲底は低く曇りぎみな空。しかし昨日までの風が嘘のように全くと言ってよい程無い。
9時にHQに集合早々にブリーフィングを済ませ、Treble Cornへ移動。
Treble Cornのカフェに集合し、ターンポイントの訂正の説明があり、GPSを修正。

Taskブリーフィング TO風景

12時30分過ぎにTaskブリーフィング開始。
S3−T3-T4-T3-G3、46kmのRace to Goal、Task1の開始だ。
途中は約10kmの山から山への谷(平野)越え、作戦によってはWanaka湖越え、平地へのフライト等、盛り沢山なTsakだ。

13時半ゲートオープン。しかし、様子見や日照待ちで、一斉にTOする事はなく、ポツポツとTOしだす。
私がTOしたのは、半分よりちょっと後ろ辺りだろうか・・・。
さほど、高度を稼がないまま、南南東の尾根沿いに流してゆく。

オフィシャルLD辺りで、低くなったが、
リフライトするのはどうしても嫌だという気持ちだけで、何とか上げなおし、
そして遂には尾根を階段の様に、駆け上がる事が出来た。
以前にもスイスのフィルストで、Kariと飛んだ時に似たような体験があり、その事を思い出した。
雲底までは届かなかったものの、ここから谷渡りの開始だ。
約10km、体をすぼめじっと我慢。シンクこそあるものの、リフトはほとんど無い。

谷(平地)越え開始。正面の尾根まで1グライド

向かいの尾根のどこにつけるか、それが問題だ。
風はWanaka湖の方から、すなはち左から右へ吹いている。
ターンポイントは、左方向なので、あまり風に流されて右尾根に取り付いては、効率が悪い。
先行組みの位置を参考に尾根に取り付くものの、そこからは大リッジ大会だ。

1機、また1機と、尾根上に上がっていくのを見送り、気が付くと一人で低くなってしまった。
正直、ここで諦めた。と言うか諦めざるを得ない高度になってしまった。
もうこうなったら、少しでもT3に近いところに降ろすしかない。

斜面をスクラッチしながら、リッジで、湖岸沿いを進む。
この辺はほとんどおろすところが無い。・・・気まずい。
すると、Wanak湖から吹いてくる風が、少しずつ高い高度へ私を押し上げてくれる。
岩剥き出しの断崖絶壁をビビリながらスクラッチ。まだ諦めるのは早いみたい。

辛抱強く粘っていると、ようやく1198mの尾根をTOP OUTした。
そのまま高度を稼ぎ、T3をゲット!!よくやった。
あの高さから、そしてあのコース取りで、よくここまで来た。
少し自分を誉めてあげたくなった。

尾根から上がるサーマルを引っ掛け高度2200m。
雲底まではもう少しだけれど、T4に向けてグライド開始。
T3を取った充実感を胸に抱き、美しいWanakaの街を見ながら、T4までは7km弱1グライド。

T4に向かってグライド中 右手には美しいWanakaの街

T4をゲットしたのはいいが、次の策が思い浮かばない。
日射は斜面に対して弱く、おまけに風はアゲインスト。
何度か、小さいサーマルを拾ったのだが、上げきる事が出来ず、
T3に戻る途中で羊の群れの脇にLD。

羊を追いやりながら、グライダーをたたみ、
回収道路に出ると、一発でフライヤーの車をヒッチハイクする事が出来、なんなくHQへ戻る。
帰着申告、GPSのレポートバックを終え本日終了。

レポートバックを終え、とりあえずビール。疲労困憊 !?

大リッジ大会でお別れしたTOMOは、グライダーの大潰れをリカバーしながら、2度目のT3を取ってLDしたそうだ。
順位は未だ分からないけれど、今日は十分実力以上のとびが出来た。大満足!!

1月14日
Treble Cornのカフェに集合するものの、風はサイド。

HQでのブリーフィング Treble Coneでのブリーフィング

おまけに強くなる予報が出ていて、早々にキャンセル。
フリーフライトしていた人も居たが、我々はそのまま車で下山。

1月15日
夜のうちに小さな前線が通過したようだ。しかし朝カーテンを開けると快晴。しかも風は弱い。
今日は10時HQ集合。12時ブリーフィング。しかし山はすでに風が強い。
再び、GPSを使った宝探し。
2時30分にブリーフィングが延期されたのだが、その時間になる前にキャンセルが決定。
これで、7日目が終了。後1本でいいから飛びたい…。

Backpackersの窓を開けると
朝から天気は良いのだが・・・
やはり強風!!

1月16日
今日は早々にTaskタスクが発表された。
今回は、Task1とは違い、少々早めにスタートを切る。しかし、上がらない。完全にスタックだ。
山の中腹まで上がるものの、そこからがなかなか上げられない。
この高度では、谷(平野)越えは不可能だと思っていたら、地元のPailotが前方の小山で上げだした。
目ざとくそれを見つけ、同じところでゲイン。
その後は、誰も前に出ようとしないので、切り込み隊長になってしまった。
しかしTask1の時より、高く前方の尾根に着く事が出来た。

TO風景 谷(平野)越え

ここからは、Task1で多くの人が使ったルートは使えない。
なぜなら、今日は風が強くなることが予想されていて、そのルートはリーサイド側になる。
タスクブリーフィングの注意事項で、このルートを選択しないように注意されている。
となれば、前回Task1で私が使ったルートしかない。

このルートは一度経験しているので、心強い。
・・・と言う事で、予定どおりWanaka湖から吹き上げる風を捕まえに、北斜面に回り込む。
前回では考えられない程のグライダーの数が飛んでいる。

その中に昨年度NZチャンピオンのグランツを発見。
徹底マークを試みる。しかし時には私の方が高く、時には当然グランツの方が高い。
そして、私が油断したその隙にグランツは見事にTop Outし、行ってしまった。
その後は、後続組と共に苦しみながら、じっと耐える。

追いついて来たTOMOは途中で、集中が切れたのか、そのままWanaka方面へ流していってしまった。
これ以上上がらないなら、やはりWanaka方面へ流していってしまうのが、正解だ。
仕方ない、Top Outは諦めようと思った。

しかし、どのタイミングで流してゆ行くかが問題だ。
間抜けな事に、どうするか迷っているうちに、何とTop Out出来てしまった。
このまま迷わすトランジット開始。

ここからの選択肢は2つ。
一つは安全を考慮し、Wanaka湖の縁をFlight。Wanakaの町を通るルート。
二つ目は、ダイレクトにWanaka湖を渡りゴールへ進むコース。

もちろん安全を取り、Wanakaの街へ流そうと思っていた。
しかし、グライドパスを確認すると、何とかWanaka湖を渡れそうだ。

Wanaka湖越え開始

GPSのMapを頼りに、Wanaka湖越え開始。意外と滑空比が悪くない!
行け!! 心の中で叫びながらグライドさせる。
風向きは変わることなく、無事Wanaka湖は渡りきった。

もう一つサーマルを見つけなければ、ゴールまでは届かない。
定番のサーマルポイントらしいMt. Ironを目指したが、
先行しているグライダーがMt. Ironで全く上がっていない。
もう18時30分を過ぎている。無駄に高度ロスするのは、もったいない。

Wanaka湖を無事渡り切る

右手にはWANAKAの街並

こうなったら、最後まで、出来るだけ距離を伸ばしてLDだ。
覚悟を決めグライド開始。
勿論、回収の事を考え、かつ安全に、川のそばのキャンピング場にLD。

ゴールまで、3.9kmもう1サーマルあれば・・・。
しかし、今日も頑張った!実力以上の飛びが出来たので大満足だ!
そして、今日もビールが美味いぞ!!

1月17日(TOの周辺は左回り)
HQにて昨日の成績が張り出されていた。
なんと10位。総合17位に浮上!!
知らないPilotからも、TOP10入りおめでとうと言う言葉をかけて貰った。正直言って嬉しい。

TO風景 Pub Corner

泣いても笑っても、今日が最終日。朝のブリーフィングでは風が強くなる予報。
今日はキャンセルか!?と思いきや、11時強行にTask3がスタート。
S3-G3-T2の33.8km、Race to Goal。

 未だ少し時間が早いせいか、
 レベルキープがやっと。
 谷(平野)渡りの準備中に、
 前方でTOMOが低くなるのを見届けると、
 今度はどんどん自分の高度がなくなって行く。
 TOMOを含む3、4機のグライダーが、
 低い位置から上げなおし、谷渡り開始。
 しかし、私の方はさっぱり上がらないまま、
 痺れを切らし、グライド開始。
 前の小高い丘を狙うものの、
 やはり上がらない。
 悔しいけれどそのままLD。
 完全に失敗。
TOの見える草原にLD

全く組み立てが上手く行かなかった。
この日は35位、スコアーをくずしてしまった。
しかし、回収途中の道路に、軒並みTOPランキングのPailot達が降りていた。
結果を聞いてみると、途中で予報通り風が強くなり、トップでも11km弱を飛べただけだったらしい。

表彰式と、さよならパーティーは、19時から行われた。
皆、シャワーを浴び気持ちも心もさっぱりしている様だ。
ビールやワインを飲み、だんだん気持ち良くなって来た。

いよいよ、表彰式。TOPから発表。順番に賞品を貰ってゆく。

17位Toshiya Nakagawa!!と呼ばれた時は、 
少々驚いたと同時に、やはり嬉しかった。 
賞品にスープエアーの無線ケースを頂き、 
気分はホクホク!! 

 Task3は、全体の距離が伸びなかったため、 
点数の配分が小さく、 
タコった割には、 
順位が入れ替わっていなかった様だ。 
本当にラッキーだった。 
20位がTOMO、21位が嶋田さん、 
Team Japan善戦!!、皆いい顔してたよ! 

オークランドにすむユカさんが、 


表賞式

日本人が活躍すると嬉しいと言ってくれた時は、私もメチャ嬉しかったよ!
彼女の旦那さんのルーベンは、オークランドでParaglderのスクールを経営している。
NZ北島で、飛びたい方は、ここに連絡をすればいいよ。


HPはこちら:http://www.wingsandwaves.co.nz


NZ Nationals 公式結果はこちら

・・・NZ Nationals 終了。


1月18日
とうとう、NZ Ntionalsが終わった。
充実感・・・。緊張からの開放・・・。再びリラックスした時間が流れ始めた。

朝8時30分のバスでWanakaを発つ、定刻どうり10時Queenstownに到着。
13時に予約しておいた、レンタカーを借りに行く。

早朝のWANAKAは
祭の後のように静まりかえる
カモメも寒そう・・・

その後は、お世話になったTOMOの友人、私の学校の担任の先生やFlight Parkなどに挨拶回り。

夜はかこいさんと、ゴージャスママカレーのディナー。
かこいさんお手製のステーキはなかなか美味かった。
しかし、ちょっと飲みすぎた・・・。

1月19日
昨日は飲みすぎたけれど、早朝Queenstownを出発。
まずは、TeAnauが目的地。ここで土ボタルを見学。

Te Anau

土ボタルは、蒼白く発光する虫の幼虫で、餌となる虫を誘き寄せる為に発光しており、
腹の減り具合で、発光の度合いが異なるらしい。
幻想的で綺麗だったが、成虫になると口は存在しなくなり、勿論食べる事はせず、
子孫を残す役目を終えると、死んでゆくだそうだ。
そんな話を聞くと、なんだか空しくなった。

Milford Soundへ行く途中の風景・・・NZっぽい風景


その後は、いよいよMilford SoundのOver Night Cruiseだ。

Milford Sound

午後4時40分手荷物を預け、乗船チェックイン。
マフィンとウェルカムコーヒーを頂き、Over Night Cruiseのガイダンスを受ける。
その後、鍵を渡され部屋に入ると、既に荷物は届いており、そこはホテルの様に快適な部屋だった。

ホテルのような客室 オットセイのコロニー

フィヨルドの中をクルーズし、オットセイのコロニーを見学。
キャプテンの居る艦橋にも簡単に入る事が出来、計器類も目の当りにする事が出来る。
その後、シーカヤックや小さなボートに乗り、水面の高さで波の無いフィヨルドを体験。

フィヨルドの中はいろいろな表情を見せる。Milford Sound 3連発!! ではどうぞ!
この船でクルーズ この小さい船に乗り換える
小さいボートやカヤックに乗る
滝に架かる虹

船は幾つもの滝に接近してみたり、盛り沢山な内容だった。
夜は、シャンペンを頂きながら、ゴージャスなディナー。

Milford Soundの天気は雨が多く、なかなか天候に恵まれないと聞いていたが、
晴れ男爆裂!静かなフィヨルドから、天の川を含む満点の星を見る事が出来た。
本日の走行距離約320km。

1月20日
朝一は3本マストに白い帆を張り、いよいよ外洋をクルーズ。
いち早くデッキに上がりキャプテンに挨拶。
外洋はやはり波が高い。再びフィヨルドに戻ると、イルカの大群に遭遇。

白い帆を張り、外洋をクルーズ開始

そのまま、フィヨルド内をクルーズし、Over Night Cruise終了。
Bowen Failsという滝を散策し、いよいよドライブ開始。

Milford Soundを後にする

夕方7時、約570kmのロングドライブを終え、Mount Cookに到着。
雲底が低くMount CookのTopは見えず。

今夜はここMount CookのYHAに一泊。
やはり、Backpackersとは少々雰囲気が違う気がする・・・。
なんだか少々落ち着かない。

1月21日
朝一で、Mt.Cookを見学しに散策。Mt.Cookに近寄るにつれ雲が取れてきた。
うーんMt.Cookはやはり綺麗だ。ここまで来てよかった。

Mt.Cookをバックに
 その後はエメラルド色の
 プカキ湖を見ながら、
 少々ドライブ。

 そして次は、Lake Tekapo。
 前回訪れた時は、
 静かで荒涼としている印象だったのだが、
 今回は、天気の良い昼に到着したせいか、
 お土産屋さんは繁盛しているし、
 善き羊飼いの教会は、
 観光バスが止まっていて、
 少々興ざめ…。
 でも、やはりこのシンプル教会には、
 惹かれるものがあるなぁ・・・。

プカキ湖  
善き羊飼いの教会
 お昼は、ここでいくらサーモン丼$17を食す。

 夕方、Chiristchurchに到着。再びかこいさんと合流。
 ガイドブックに、載っていたお店でチャイニーズを食べる。
 そこを出ようとした時、
 Over Night Cruiseで知り合った日本人のカップルと再び出会う。
 見ているガイドブックが同じなのだろうか!?
 彼らは、ダニーデンを周って来たらしい。NZも意外と狭い!?

 そして、この夜かこいさんの泊まるAccomodationで、お風呂を頂く事に。
 去年の11月15日、日本を発って以来、
 初の風呂だ。(勿論朝夕2回シャワーは欠かせませんよ。)
 うーん気持ちいい!!。やはり、日本人には風呂と醤油が必要ね!!
 今日は、Vakabond Backpackersに1泊。
 本日の走行距離約360km。

かこいさんとLOVE LOVE

1月22日
朝食はここのBPのオーナーが焼くパンをご馳走になった。
焼きたてのパンはやはり、美味しい!
朝パラパラと雨が降っていたが、なんとか天候回復。

10時30分にTaylors Mistakeに飛びに行く。ここは、海沿いのリッジエリア。
たいていは、午後、南極からの冷たい風が強くなるので、午前中勝負のエリアみたい。
少々風が弱いかと思っていたが、最初にTOMOがTOし、なんなくリッジソアリングすることが出来た。

LDまでは車で行かなければならなかったので、
1台LDに置いておかなければいけないところだが、十分にTOP OUT出来、
そしてTOP LD出来そうなので、かこちゃん共々皆で飛んでしまう事にした。
穏やかな、海沿いのリッジは、リラックスフライトだね。

斜面はなだらかなのだけれど、簡単にリッジが取れる。
雲底は低いけれど、気持がいい!

下の空き地がLD
  Taylors Mistake  

午後からは、かこいさんと分かれて、Kaikouraまでドライブ。
きょうのAccomodationはKaikouraのSunrise Rodge。
インターネットの予約が出来ず、TELのみの対応しかしてもらえず、
ちゃんと予約が出来ているのか、少々心配だったけれど、何の問題も無かった。
オーナーが少々お年を召した方なので、PCを導入していなかったようだ。

ここのBackpackersはBBSレートが高いことが物語るように、建物は2年くらいしか経っておらず、
設備も整っており、またクリーニングも綺麗で隅々までいき届いている。
そして、オーナーが気さくで、フレンドリーと言うのは、こういうのを言うのだろうと言った感じの人たちだ。
名前を聞かれ、その後は名前で呼んでくれる。こんなBackpackers始めてだ。
そして、キッチンには、オーナーが作った2種のケーキが置いてあり、自由に頂く事が出来る。
これもなかなかYumy!

そしてランドリーがただと言うからではないが、溜まった洗濯を片付け、オットセイのコロニーを見学しに行く。

オットセイのコロニー 海沿いのレストラン
Sashimi

カクテルサラダ

夕方のコロニーは4頭のオットセイを見ることが出来た。

夕飯はシーフード。“Sashimi”を注文。
醤油で食べるJapanese Styleの“Sashimi”に外れ無し!!
本日の走行距離230km。

1月23日
今日は起床5時、5時半にイルカと泳ぐアクティビティに参加するためだ。
このKaikouraのSwim With Dolphinは大人気のアクティビティの一つで、
去年の11月に予約を入れ、やっとブッキング出来た。

朝Shopに行くと、マスク、シュノーケル、ウェットスーツ、フィンを貸してくれ、早々に着替え。
ガイダンスを受け、バスで約15分South Bayでクルーザーに乗り、イルカの居るPointまで40〜50分の航海。

ウェットを着ても寒い イルカの群れ
Swim With Dolphinを終え朝日の中しばしまどろむ イルカの群れ

合図と共に海に飛び込むと、もうそこは20〜30頭のイルカの群れの中。
自分の足の下で、3頭のイルカが渦を描くように泳いでいるのは、何だか不思議で、
そして年甲斐もなく、興奮してしまった。
泳いだ後はクルーザーに上がり、しばしイルカを観賞。何とクルーザーと一緒にイルカが泳いでくれるのだ。
躾けてあるようにみえるが、もちろんこれらのイルカは野生。

クルーザー 海沿いのCafe

Backpackersに帰ってきたのが朝の9時。シャワーを浴びてCheck Out。

車を走らせ、再び昨日行ったコロニーへ行くと、ペンギンは居るわ、オットセイは居るわ。
ここは動物達の天国 !!
その後Chiristchurchへ戻り、Chester St.Backpackersに泊。

1月24日
今日はChiristchurch Gondolaへ。
ここもParagliderでFlight出来るのですが、風が強めなので、Flightせず。

ChiristchurchのGondola

その後は、New Brightonを訪れる。ここは海岸沿いの町で、明るい印象、カイトサーフィンをする人々が居た。

New Brighton海に突き出す桟橋
我ながら、足短いなぁ・・・

そして、私がNZに来てお気に入りのクッキー、Cookie Timeの工場を見つけたので、そこのショップに行ってみる。
このCookie Timeは、世界最大のクッキーを焼いて、ギネスブックに載っているらしい。

Cookie Timeの工場

1月25日
朝ゆっくりBackpackersで食事をとり、11時にレンタカーを返し、Chiristshurchをぷらぷら歩いて散策。
日曜日のせいか大道芸人が居たり、市が出ていたり、
見ているだけでも、結構楽しめる。
リラックスな時間がゆっくりと流れる。

Chiristshurchをぷらぷら歩いて散策

夜は、Backpackersで慎ましやかに、NZ最後の夕食。
残りの食材はFree FoodsにしてBPの冷蔵庫において来た。

1月26日
4時に起床。今日いよいよNZを発つ。
4時半にタクシーを予約しておいたのだが、
NZでは何をするにもゆっくりで(一般的にはKiwi Timeという)、こういう予約だけは少々心配。
しかし、Asian Kiwiのドライバーは時間どうりに我々を迎えに来てくれた。
荷物の多さに少々驚いたようだが、嫌な顔一つせず丁寧に荷物を積んでくれた。
7時ちょうど、NZ181便でNZを後にした。

今にして思えば、楽しいばかりのNZ Lifeだったなァ・・・。

 

   


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