Australia Life in Killarney
- January 2007 -

1月24日
いろんな意味で、今回が最後になるかもしれない旅行!?
それも始めて訪れるKillarney。Manillaは何度か訪れているのですが、
Killarneyは初めて。当然ブリスベーンも初めて。

今回は、準備段階から、いろいろあって落ち着かない。
そのせいか成田に来ても今一テンションが上がらない!?

当初はキドちゃん、千葉ちゃんと一緒に移動できればと思っていたのですが、それも叶わず。
まぁ、ゆっくりのんびり、一人旅を決め込みますか!?

第一ターミナルの南ウィングに多くの航空会社が引っ越してきて以来、始めて成田を訪れたが、
ショッピングモールは今一活気が無く、なんだかパッとしない。
南ウィングの平面構成は北ウィングとほぼ同じだけれど、内装のテクスチャーが新しい分少々お上品な印象を受ける。
その中でも、ANAがハバを利かせており、少々驚いた。

とりあえず、13:55KE704便で、ソウルは仁川(インチョン)に出発。

仁川でのトランジットは約3時間、Duty Freeで、サングラスを見たり、
当然、仁川は随分東京より西にあり、そして時差が無い事もあり、夕方6時を過ぎても外は明るい。
定刻通り19:40仁川(インチョン)を出発。

仁川の空港にて

ビールにワインを飲んで、夕飯は、お決まりのビビンバ!
機内食にしては、上出来!

写真は今一でも味はなかなか…

一人旅は、いいのだけれど、隣に座った小学生くらいのコリアンが屈託無く話しかけて来る。
嬉しいのだけれど、お兄さんは何言ってんのか全く分からないのよ。ごめんね。
ということで、ヘッドフォンして寝ちゃおっと。

1月25日
ブリスベーンには、定刻より少々遅れて到着。さすがにSydneyのような大きい空港ではない。
パスポートコントロールも難なく通過、バゲッジも出て一安心。
無料のシャワールームがあったり、なかなか快適。
しかし、一斉に電源が落ち、照明からエレベーター、エスカレーターに至るまで、
一斉に止まってしまったのには閉口。
日本から直行便で来た早野さん、シマケンさんはターンテーブルが止まってしまい、
ちょどバゲッジを上げるタイミングだったようだ…。

シャワーを浴び、vodafonでsimを購入していると、
9:00に空港で待ち合わせの約束をしていた、水島仁さんが声をかけてくれた。
約束の時間より随分早いんでないかい!?

彼はワーキングホリデイで1年間NZに行っているらしく、今回はNZからの参加。
2人で、レンタカー屋を待っていると、細身のお姉さんが、こえをかけてくれた。
Adieが予約していてくれたレンタカーは、新型ハイエースのハイルーフ。
新しいだけになかなか、快適に走ってくれる。

順調にハイウェイを飛ばし、お昼前にWARWICKに到着。なかなか美しい街。
Infomationで少々情報を収集。スーパーマーケットに行き、生活雑貨と少々食材を買い、
いよいよ、Killarneyへ入る。街道沿いのBarに各国の選手が昼飯を食べて居る中に、
Cooの呉本さんや、宇都宮からのPilotのかたがたを発見。
少々談笑した後、宿の確認。今回は宿もAdie-sanにお願いしていて、
Sun Down Motelに宿をとる。ここもなかなか快適そう。

途中Adieの泊まっているホームステイ先を訪ねる。

Vamp Air プロト、これを元に2007モデルが発売されるのでは?

その後、夕方TOに上がってみるものの、風がつよくて断念。

夕飯はYoshiki&Jinの3人で夕飯、Jinがチキンを焼いてくれる。
ビールを飲み、その後はシャワーを浴び、
疲れが出たせいか、泥のように寝てしまった。

1月26日
朝は天気がよく、なかなかコンディションは良さそう。
朝一で、ガソリンを給油し、マーケットで少々買い物をと思ったのでけれど、
今日は、Australian dayで、お店はお休み。
…忘れてた。
とりあえず、北向きのランチにあがり、我々も順番にTO。
結構ショットぎみに上がる細いサーマルに少々翻弄されながらも、なんとかソアリング。
吸い上げを警戒し、1830m辺りまでしか上げなかったけれど、
おおよそ13km離れた大会本部の脇のグランドにLD。

問題の(!?)北向きのLaunch Killarneyの街

Avax SR7

北LaunchよりKillarney間でのFlight

その後は大会のレジストレーション。
レジストレーションの最中、前線の通過に伴ったスコールは非常に激しかった。

偶然車の回収も済み、今日は終了。

食材が調達出来ずに、今日はPubでティーボーンステーキ。
ミディアムで頼んだステーキは、一部炭のようになっていた!?

ここで、早野さんに、リースコットを紹介してもらう。

1月27日
いよいよ、大会の初日、お決まりのタスクコミッティー・セイフティーコミッティーを選出し、
早々に西向きのLaunchへ。東へ流すターンポイント無し、約62.6kmのTaskが発表され、
ゲートが開いたものの、強い風に見舞われ、全く出る気がしない。
行かなきゃいけない気持ちと、普段なら絶対飛ばない自分との戦いが勃発。
そうこうしているうちに、風のパワーは増し、キャンセルが宣告された。
キャンセルになった事を知りつつ、TaskをこなしゴールをメイクしたCooの呉本さんはやはり凄い!!

東Launchにて

キャンセル後イカロのグライダーがツリーランし、Pilotのみ回収された模様。

モーテルに帰り着いた頃、自分の体調が最悪に。熱射病なのか、飛行機で風邪をうつされたのか?
勿論体温計をもって居なかったので、体温は分からないけれど、寒気がし夕方にダウン。
皆との夕飯をキャンセルし、薬を飲み、ベッドに潜り込む。

今日のクリスチャンマウラー情報!

世界戦モデルのグライダーが一足先に見れると思いきや、
彼の乗っていたグライダーはツィンブレークの去年モデル。
ちょっとがっかり…。

TOした直後にリフトをつかみ、わざと失速ギリギリでターンさせ、
難なく高度を稼いでいった。

1月28日
今日は飛べるかなぁ?初めてのエリアはさっぱり気象が読めない。
Launchにあがると、まったく昨日と同じ感じ、でも少し風が弱そうで、飛べるかなぁ…。

しかし、準備をしているうちに、どんどん風が強くなり、
ダミー以外誰も飛ばずにキャンセルが決定。

その後うちのチームのJinと呉本さんで昨日ツリーしたグライダーを回収。
スリムで若い分、彼らの動きはシャープだ。

再び、夕方体が重くなると同時に、寒気をもようし、ダウン。
まだ明るいというのに、ベッドから出られず仕舞い。

明るいうちからダウン

1月29日
今日は飛べそうだし、朝起きた時少々のどが痛かったのだけれど、やっと体調も戻ってきた。
いやー、なんだか皆は気を使ってくれるし、迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ない。
こんなはずじゃなかったのだけれど…。

今日も結局西向きのLaunchを使用。

キドちゃんの指示を真剣に聞く千葉ちゃん
Photo by Hayano-san
木の実をついばむサル2匹 TeamJapan狭いところでグライダーをチェック
Photo by Hayano-san Photo by Hayano-san

28日と全く同じ内容の、Task3が発表された。
LWW-G40-G39 74.3km Individual Elapsed Time Raceだ。
Launchは決して広くなく、当然Launch Orderになる。
今日は初日なので、ゼッケン順で私は65番なので、TO順は決して早くない。
ゲートオープンしてから、30分はオープンで出ることが出来る。
コンディションが悪くないので、上空待機して様子を見る事に。

TOはあまり風が良くなく、ヘボヘボのTOをしてしまった。
しかし、案の定コンディションは上々で、というか、ラフなサーマルばかりで、
(サーマルは強く、幅の狭いスティッキーな感じ。フォロー側に向いた途端サーマルを外すと、
とんでもないおつりを、貰う事となる。
ブレークプレシャーを十分感じる間はいいけれど、
予期せぬところで、スカスカになり、その後は決まってコラップス。)
グライダーの潰れと戦いながら、2800mまで上げたのはいいのだけれど、誰も走り出そうとしない。
…そう、第一集団で上げた人の中に、第一線で活躍するPilot(俗に言う有名Pilot)がいなかったようだ。
しかし、一人が走り出すと、一斉に移動開始。
この集団は今回回収Teamを組んだ、日本人Pilotのほとんどがいる。面白くなってきた。

2800mでグライド開始

スピードの遅い私は、先行しながら、早い後続集団に飲まれながら飛んで行くのが理想だ。
途中小さな町があり、そこで上げ切れれば、もう少し距離は伸びたのだろうけれど、
そこで、高度をなくした私は、越えなければならない森に突っ込めず。
躊躇している間に、向かい風が強まり、安全に下ろす為に少々もどり、あえなくランディング。

ランディング付近

西Launchより東へのFlight

地上に近づけば近づくほど、風は強くなり、アクセルを踏んで無くてはバックするほど。
危うく後ろにある池にLDしそうだった。…ヤベェ!!

夜は、モーテルに帰り、カレーディナー。

モーテルでカレーを食す

今日のクリスチャンマウラー情報!

今日のコンディションは、完全な先行逃げ切りパターン。
後になればなるほど、東の風が押してきて、距離を稼ぐ事が出来なかった。
今日のクリスチャンマウラーは後方スタート。本人曰く大失敗だそうだ。
しかし、そんな状況にもにもかかわらず、成績は3位。
さすが、世界チャンピオン!!

1月30日
今日も風は微妙。11時15分北のLaunchへ。
雲は朝から、今日は発達するぞ!といわんばかり。
当初は、風も弱そうだったけれど、81.2kmのTaskが発表された頃には、風のスピードも増し、
非常にガスティーな状況に、このまま、ウィンドオープンするのか?と思っていたら、
クローズされず、昨日とは違い有名選手が次々とTO。
しかし、15〜16機出たところ、13時30分を待たず、キャンセル。
夕方は各々の予定をこなし、Chill Out。
我々は、夕飯がてらWarwickを散策。
夕飯はイタリアン。

今日のクリスチャンマウラー情報!

昨日失敗したと言ったらしいクリスチャンマウラーは、
今日は気合が入っている。
ガスティーでクローズされたTOで、
平気な顔をし、セットアップを完了させ、
オーガナイザーにTOを開ける様要求。
オーガナイザーは小声で「ランチオープン」
マウラーは何事も無かったかのように、TOすると、
オーガナイザーは再びTOを閉じた。

これが
世界チャンピオンの風格か、それとも、
世界チャンピオンのエゴなのか?

1月31日
今日も昨日と同じ気象状況が予想されている。
雲の発達が早く、サンダーストームの予報。

オーガナイザーは、早めに北LaunchにPilotたちを上げ、
Race to Goal 60.6kmの三角Taskを組んだ。

途中で四駆に乗り換えLaunchに上がる Jin準備万端

スタートは12:30。ランチは早々11:15分に開けられ、
Pilotたちは続々とTOして行く。
綺麗なエアースタートを飾る選手達がグライドを開始し、
しばらく経つと、案の定、発達しすぎた雲は、時より雨をふらせ、
少し時間が経過すると、雷が鳴り出した。
1時24分ここで、Task Stop ! 本日終了。
TO上空はガーグルが形成され
スタートを待つ 
とりあえず皆無事LD明日の為にグライダーをチェック
2×Bomb out後オフィシャルカーで護送される私 土砂降りの雨の中走り回るおバカな日本人2人 そしてJin運転の我々の車はスタック

私はどうしたかって?
2×Bomb outだなんて、恥ずかしくって書けないですよ。
時間かけて、お金使って、何しにここまで来たんだ俺!って感じです。

その後HQでレポートバック最中、バケツをひっくり返したという表現がピッタリの雨が降り、
キャンプをしていた人の中には、テントが水没してしまった人も居たみたい。

今日の夕飯

夜はモーテルで、オージービーフ。


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