8月4日晴れ

今日も、9時にChill Out Baseに集合。
ブリーフィング開始。今日の課題はクロスカントリーフライト。
いよいよシルトホルンからのフライト。昨日のクロカンとは訳が違う。

今日も野外でのブリーフィングで始まる

途中ラウターブルネンの滝をチョビット観光して、
さらにChill Out号は谷の奥底に進んでゆく。

ラウターブルネンの滝 ゴンドラ脇のLDを確認

車を停め、グライダーを担ぎゴンドラの駅へ。
ゴンドラを4つ乗り継いで、かつて007が撮影されたと言うあの有名な展望台ピッツグロリアへ到着。
やはりまわりの景色は凄いの一言。

シルトホルンから見えるBerner Oberland 三名山

12時TO予定と言い渡されるのだが、ここから飛ぶのかと思うと、なかなか観光気分になれない。
だんだん言葉数が少なくなって来たのが、自分でも分かる。
そして、またしてもち○ち○が縮む。
帰る頃にはなくなっているかもしれない…!?。

Schilthorn Piz Gloria の展望台 まだ余裕!? Schilthorn Piz Gloria の展望台

いよいよTOで、再度ブリーフィング。
クロカンはLDを確保しながら、飛ぶことが重要だよと、Kariは言う。
そんなの当たり前じゃんと、思って聞いていると、
ゴンドラ駅の脇に、オフィシャルランディングがあり、
インターラーケンまでの途中は、ラウターブルネン付近の一部しか降ろす所はないというのだ。

これはやばい雰囲気になってきた。
どの地点で、どれくらいの高度があれば何処までいけるか、
どれくらいの安全マージンを取らなければいけないか、
地図を広げながら、今までに無い細かい注意を受ける。

Schilthorn Piz Gloriaをバックに TOへ向かう途中

打ち合わせするKari&Rene

TOは、結構なガレ場で、曽我部さん、Kari、
それからいつもはドライバーをしてくれているReneと言うナイスガイによる完全サポートだ。
グライダーを広げたあと、ラインが引っかからないように細心の注意が要る。

急傾斜&ガレ場…緊張のTO

TOの距離は短く、その先は滑落してもおかしくない崖。
石が細かくなっている地面は、大変滑りやすい。
気圧は低く、風のパワーの割には、グライダーが立ち上がりにくいらしい。
写真やビデオを撮っている暇は無いからと、言われていたが、
すでに、こちらにはそんな余裕すら無い。
曽我部さんから言い渡された、TOの順番は自分がTOPだった。
メチャメチャ緊張した。初飛びの時より緊張したかもしれない!?もちろん失敗は許されない。

Schilthorn TO 入念にラインチェック

本当に大きく深呼吸をし、気合一発フロントTO!
(今回はクロスは禁止されていたのです。)
グライダーが少々右サイドに傾いたものの何とか修正しTO。
左サイドの雲底が低いので、右サイドの雲を狙うようにKariから、指示が出ていた。
しかし、右サイドではサーマルはヒットできず、どんどん高度ロスして行く。
しかしここで降りるわけには行かない。

風景1グライド後振り返る。ピークがSchilthorn TO おNEWのアルタックス

ここが2ndサーマルのトリガー

このポイントを諦め、展望台の南側斜面に回り込む。
勿論こちらの方が太陽光の受熱率が良さそう。そして何とかサーマルをヒット。
そのまま雲底につけるも、雲底はまだまだ低い。
雲に入らないようにしながら、ピークの方へグライダーを寄せて行く。
ピークに近い方が、やはり少し雲底が高い(それでも3050mくらいか…+50m!?)。
頭に叩き込んだ教わったルートを、雲の発達をうかがいながら移動開始。

インターラーケンが見えてきた

 

どんどん雲は下から湧いてくる。
時には、発達しすぎた雲を避けながら、次々とピークから上がるサーマルを目指しながら飛んでゆく。
結構ショット気味に上がるサーマルに翻弄される事もあったのだけれど、
遂にインターラーケンが見えてくる。

ファイナルグライド中 高度処理中
 やっとインターラーケンが
 グライド内に入った。

 そのころには大気は全く穏やかになり、
 手放し状態で飛べるほどになった。
 ナチュラルシンクレートでの
 ファイナルグライドは、
 景色眺めーの!
 写真撮りーの!

 無事インターラーケンLDに到着。
 楽しい一時だった。

Kariも無事LD

 
Kariの駆るOMGAのProto機

Kariは、我々のフライトをサポートしながら、オメガプロトのテストをしていた。
オメガプロトのインテークちーちゃい!

夕方は、Kari主催のBBQ、…の予定がちょっとしたトラブルで、明日に延期。
今日のディナーは、曽我部さんおすすめの、トゥーン湖のほとりのレストラン。

トゥーン湖畔のレストラン ヨットで夕飯を食べに来る人も…

トゥーン湖畔のレストラン

隣には、こんなスタイリッシュなヨットで、食事しに来る夫婦が居たり、
ヨットで、湖畔のレストランに食事って、かっこよすぎ。

まだまだ空は明るく、発達中の積雲がそこここに見える。
カメラの感度がフラッシュ無しに追いつかなくなる頃、気持ちよくワインが体に満たされ、
顔も、空も茜色に染まってゆき…、

そして夜は、更けてゆくのでした。

 

   


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